自分たちが設計した建築を対象に、設計図や竣工写真、プレゼンテーション資料を材料として、設計手法やプレゼンテーション手法などのデザイン全般について研究しています。研究結果を共有することで、創作活動における設計力の向上を図ります。
<主な活動>
住まいと暮らしの研究会は「生活の器」としての住まいの側面に着目し、住まいの中で営まれる実際の「暮らし方」「住まい方」を調査し、分析することでより良い設計につなげていくことを目的に活動をしています。
<具体的な活動内容>
「地域・歴史・風土」(長いのでバナキュラーを)略して「バナ」をテーマに、住宅や建築や町並みデザインの「観察」を行う会。現代住宅を設計することになんらかのかたちで「定着」させること。フラット化した現代社会でも見いだせるバナと現代住宅の関係を「探る」こと。日本全国の地域ごとのバナ建築情報をもっと「知る」こと。などを目的としています。
<具体的な活動内容>
思想・デザインビルド研究会は個性の異なるメンバーが集まり都市、建築、環境、政治、生産システムなど住環境を取り巻く様々な事柄についてそれぞれが独自の視点で考察し、議論を交わすことで見識を深め、住宅の未来と新しい生活様式の創造に貢献することを目的に活動をしています。
温熱研究会では、快適で省エネルギーな住宅設計のための実態検証を実施し、得られたデータを元に適切な性能地や改善策を探る活動を行っています。全国各地のデータを集め、気象条件などの地域の特性に沿った設計の手がかりとなっています。
構造研究会では地震に対して強固な建物を設計するという極めて基本的な研究活動をしています。木造建築においては、ルールを決めてそれに則った設計を推奨しています。
内容は「木造住宅のための住宅性能表示」で示すことのできないことまで網羅しつつ構造材の合理的な使い方にまで言及し、耐力壁線間距離や3階建ての壁量などにもルールを設け、安心・安全な設計活動をしています。
インテリアコーディネート(以下IC)研究会は毎年1回の研修旅行で国内外の文化や建物を訪ねています。加えて2か月に1度程度、リモートでミーティングを行い情報共有をして、お互いのスキルアップやブラッシュアップ等研鑽をしています。
ICとしての幅広い知識を得ることはもちろん、コミュニケーション力やマナーアップなど様々なジャンルで研鑽を積んでいっています。
写真1:金沢21世紀美術館にて
写真2:台湾研修 中国茶セミナー
写真1は2016年の金沢研修旅行で行った金沢21世紀美術館のアート作品の上です。
写真2は、2018年9月の台湾研修旅行で、中国茶のレクチャーを受けた後、教えてくれた皆さんと撮った写真です。
研修旅行はこの他、新潟県魚沼でのモデルハウス見学、岐阜県高山市家具メーカー見学、香川県の豊島美術館とアート見学、京都庭園・茶室、山形県蔵王スイデンテラス見学など多岐にわたって訪れています。様々な体験を通して楽しみながら勉強が出来る機会を今後も多く持ちたいと思います。